「新学力観」の影響もあり、今後の入試問題では「資料問題」「記述問題」が増加すると思われる。これらの問題に対応するには、単なる知識の詰め込みではなく、全体の流れの中で個々の項目を把握するという「有機的な理解」が必要となる。例を挙げると、歴史なら「なぜそのような出来事が起こったのか」とか、公民なら「何のためにその制度があるのか」といったレベルの理解が必要なのである。
社会は、単純な暗記科目として考えられがちだが、実はこのように「有機的な理解」が不可欠なのであり、むしろこれなしには正確な暗記などありえない。そして「社会の面白さ」もここにある。アドバンスが一番教えたいのはこの「社会の面白さ」である。 |